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スタッフブログ

2025.05.27

【“こもる”と“ひらく”が重なり合う、小さな居場所のあるLDK】-4⃣

「貝ヶ森の家」の設計ポイントをご紹介してきた第4回目は、【“こもる”と“ひらく”が重なり合う、小さな居場所のあるLDK】

 

この住まいでは、ひと続きのLDKのなかに、気分や時間帯に応じて過ごし方を選べる「小さな居場所」が点在しています。

中心となるのは、リビングに設けた小上がりの畳スペース。


床を一段上げることで周囲とは異なるスケール感が生まれ、座る・寝転ぶ・もたれるなど、重心を落として過ごす“床座の暮らし”が自然と馴染みます。

この畳スペースには、天井に仕込んだカーテンを引き込むことで「ヌック空間」としても使える工夫を取り入れました。
固定の壁ではなく、やわらかに仕切れる布の可動性を活かし、仕切りつつも閉塞感を与えない、ほどよくこもれる空間となりました。
お施主様の「少しこもれる場所がほしい」というご要望に応えた、開放性とこもり感の両立です。

また、このLDKではあえてソファを置かず、この畳のスペースがくつろぎの中心となる構成としました。
家具に頼らず、床そのものを居場所と捉えることで、空間に余白が生まれ、暮らしの自由度が広がります。

キッチンは天井を抑え、構造梁を現しにすることで空間全体に静かな秩序とリズムを生み出しています。
LDK全体はワンルーム的な構成でありながらも、高さ・素材・仕切り方の工夫によって自然にゾーニングがなされ、視線や居心地の変化が感じられるよう設計しました。

こもる・ひらく・寝ころぶ・動く。
家族それぞれの時間や心地よさに応じて、自然と居場所が見つかるようなLDKを目指しました。

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