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スタッフブログ

2025.05.07

【空とつながるエントランス】

街と自然がゆるやかに交わる、仙台・貝ヶ森の住宅。
私たちがこの家を設計する際に大切にしたのは、「空間がどのように暮らしに寄り添うか」ということでした。

敷地の特性を読み解きながら、採光や視線、天井高の工夫、素材の選定など、随所に“心地よさ”をかたちにする工夫を散りばめています。

このブログでは、そんな住まいの設計ポイントを数回に分けてご紹介していきます。
第一回は、敷地の高低差を活かした【空とつながるエントランス】についてお届けします。

 

貝ヶ森の住宅では、計画段階から敷地のレベル差に着目しました。
現地は道路とフラットでありながら、隣地との間に高低差があるため、視線の抜けや採光において、他にない魅力が感じられました。

その敷地特性を活かすかたちで、エントランス正面にはハイサイドに近い大開口を設けています。
周囲の建物の視線を自然にかわしながらも、空やわずかに望める遠景を室内へと取り込むような窓配置です。
サッシは単に外の景色を“見せる”ためでなく、空間に広がりを“引き込む”役割を担っています。

また、室内天井と軒天の仕上げを揃えることで、内部と外部の連続性を静かに強調しています。
木の面材が光に照らされることで、空間に温度感が生まれ、時間帯によって印象が変わるのも特徴です。

結果としてこの玄関は、単なる通過空間ではなく、自然と呼吸が深くなるような「間(ま)」として機能します。
日々の出入りに、ほんの少し立ち止まりたくなる——そんな場所になればと考えました。   (伯望)

 

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